出稼ぎが常態化している東北タイの農村の子どもたちは、家庭崩壊や保護者の放任に直面しています。
親の離婚・再婚、出稼ぎによる別居などによって、両親が不在で祖父母と暮らす子どもたちが多くいます。
コミュニティ・4・チルドレン(C4C)は、コンケン県ノーンメック村で、子どもたちを見守り育てるために、
行政区長(村長)や行政区議員をはじめ、村の人たち、現地NGOカムクーン・カムペーン財団スタッフとともに、
子どもと大人が一緒になって取り組むコミュニティづくりを応援しています。
このツアーでは、ノーンメック村に滞在し農村の暮らしぶりを体感します。
大人や子どもたちの思いや生活課題を聞き現状を理解すると共に、
現地スタッフが村人と協力しながら取り組んでいるソーシャルアクションなどのコミュニティワークに学びます。
<魅力たっぷり!4つの活動プログラムからなるツアーです!>
?コミュニティ農場での田植えや堆肥作り
子どもたちを見守り支えるために欠かせない地域の人々の繋がりが希薄になりつつあります。
子どもも大人も一緒に働くことで繋がりを深めるために、3年前から稲作における助け合い「結」が復活しました。
環境に優しい有機農法の実験農場で、村人たちと一緒に田植えをします。
?若者の就労支援基金を創る牛銀行事業の見学
村の中に牛銀行委員会を組織し、母牛を貸出し、生まれた子牛を委員会と飼育者とで分け、
村人の収入向上および村の若者の就労支援基金としようと計画しています。
飼育者は、有機農業を志す農民であり、牛糞は堆肥づくりに利用できます。
?村の若者宅への家庭訪問
奨学金を支給している子どもの家庭を訪問します。
保護者や家族の仕事は工場労働者、建設労働者、農民など様々です。
どのような日常生活を営んでいるのか、そして保護者の子どもに対する期待や不安、
自身の家族への想いなど、自由に質問していただきます。
?現地NGOスタッフやキーパーソンとの情報交換会
村に入って様々な事業の調整をする現地フィールドワーカーとともに、
地域において地域の人々と一緒に仕事をすることの困難さや楽しみなどについて、自由に話し合う場を持ちます。
行政区長(村長)や村の長老たちの話も聞けるでしょう。